9月は4,923品目が値上げ。最近、買い物に行くたびに思うこと
「また高くなってるな……」
最近、スーパーやコンビニで買い物をしていて、こんなことを思うことが増えました。
一つひとつを見ると、数十円の値上げかもしれません。
でも、食品、日用品、ガソリン、電気代……。
生活に必要なものが少しずつ高くなっていくと、毎月の出費は確実に増えていきます。
帝国データバンクの調査によると、2026年9月に値上げされる飲食料品は4,923品目。
今年に入って最も多い値上げラッシュだそうです。
しかも、10月にも3,033品目の値上げが予定されています。
「また値上げか……」
もう、この言葉を聞くことにも慣れてしまったような気がします。
でも、58歳の自分にとって、この物価高は単に「食費が高くなった」という話だけではありません。
最近、もっと別のことを考えるようになりました。
それは、
50代は、いつまで「節約」だけで乗り切れるんだろう?
ということです。
収入が増えなければ、まず考えるのは「節約」
物価が上がれば、当然ですが家計は苦しくなります。
だから、
外食を減らそう。
安いスーパーへ行こう。
電気をこまめに消そう。
旅行は今年はやめておこう。
欲しかったものも、もう少し我慢しよう。
こう考えるのは普通だと思います。
僕だって考えます。
節約そのものが悪いわけではありません。
無駄な支出を見直すことは大切です。
でも最近、少し怖いなと思うことがあります。
それは、
節約することが、いつの間にか「人生を我慢すること」になってしまうことです。
50代になると「まあ、いいか」が増えてくる
20代、30代なら、
「今はお金がないから来年行こう」
「もっと稼げるようになったら買おう」
と思えたかもしれません。
でも50代になると、少し事情が違います。
僕は今年58歳です。
11月には59歳になります。
60歳が、もう目の前です。
そうなると最近、
「そのうち」
という言葉が少し気になるようになりました。
そのうち旅行へ行こう。
そのうち好きな車に乗ろう。
そのうち新しいことを始めよう。
そのうち仕事が落ち着いたら……。
でも、その「そのうち」は本当に来るのでしょうか。
お金だけではありません。
体力も変わります。
健康状態だって変わるかもしれません。
親の介護など、自分以外の事情が出てくることもあります。
50代になった今だからこそ、
元気に動ける時間にも限りがある
ということを、少しずつ感じるようになりました。
だから僕は、何でもかんでも我慢して、老後のためだけにお金を残せばいいとは思えないのです。
「老後が不安だから使わない」だけで本当にいいのか
50代になると、老後のお金が気になってきます。
年金はいくらもらえるのか。
60歳を過ぎても働くのか。
65歳まで働くのか。
それとも70歳まで?
病気になったら?
介護が必要になったら?
考え始めれば、不安はいくらでも出てきます。
そこへ物価高です。
不安にならない方が難しいと思います。
すると、どうしても答えは、
「使わない」
になりやすい。
でも、ここで僕は考えてしまいます。
50代まで何十年も働いてきて、子育てや住宅ローンなど、いろいろなことを乗り越えてきた。
そして、ようやく少し自分の時間を楽しめる年代になった。
それなのに、
「老後が怖いから旅行はやめよう」
「お金がもったいないから趣味もやめよう」
「欲しいものは全部我慢しよう」
となってしまったら……。
ちょっと寂しくないですか?
何のために今まで頑張ってきたんだろう、と僕なら思ってしまいます。
節約には限界がある。でも収入には別の可能性がある
そこで最近、僕が強く思うことがあります。
支出を減らすことばかり考えるのではなく、
「これから収入をどう増やすか」
も同じくらい考えた方がいいのではないか、ということです。
もちろん、簡単な話ではありません。
特に50代になると、
「今さら転職なんて」
「副業なんてやったことがない」
「起業なんて自分には無理」
と思う人も多いでしょう。
僕自身、50歳で会社を辞めてから、決して順調だったわけではありません。
独立してもうまくいかず、収入がほとんどない時期も経験しました。
一日キャベツ半分で過ごしたこともあります。
だから「収入を増やせばいい」なんて簡単に言うつもりはありません。
50代から新しいことを始める怖さも、仕事が見つからない辛さも、僕自身が経験してきました。
それでも思うんです。
節約には限界がある。
食費をゼロにはできません。
電気を使わないわけにもいきません。
車が必要な地域なら、ガソリンも必要です。
そして何より、人生の楽しみまでゼロにするわけにはいきません。
だったら、支出を減らす努力と一緒に、
月にあと1万円、3万円、5万円でも、自分で生み出す方法はないだろうか?
と考えてみてもいいと思うのです。
50代だからこそ「今までの経験」が使えるかもしれない
50代になると、
「自分には何の取り柄もない」
と言う人がいます。
でも本当にそうでしょうか。
20年、30年働いてきた人なら、何かしら経験があります。
営業をしてきた。
人を育ててきた。
現場を知っている。
お客さんの相談に乗ってきた。
パソコンが使える。
人との付き合い方を知っている。
失敗もしてきた。
僕は、この「失敗」だって立派な経験だと思っています。
今はAIもあります。
昔なら一人ではできなかったことが、AIを使うことでできるようになってきました。
文章を書く。
アイデアを考える。
資料を作る。
情報を整理する。
小さく商売を始める。
50代にとってAIは、仕事を奪う存在だけではなく、今までの経験をもう一度使える形にしてくれる道具になる可能性もあると思っています。
「節約する人生」から「選べる人生」へ
僕は別に、
「節約なんてするな」
と言いたいわけではありません。
僕自身、無駄なお金は使いたくありません(笑)。
ただ、
値上げされたら節約する。
また値上げされたら、さらに節約する。
これをずっと繰り返していった先に、どんな生活が待っているのだろうと思うのです。
食べたいものを我慢する。
行きたいところへ行かない。
欲しいものを諦める。
やりたいことも諦める。
それでは、生活は守れても、人生まで小さくなってしまう気がします。
僕が欲しいのは、お金そのものではありません。
「選べる人生」です。
旅行へ行くか、行かないか。
欲しいものを買うか、買わないか。
仕事を続けるか、新しいことを始めるか。
「お金がないからできない」ではなく、
自分で選べる状態に少しでも近づきたい。
そのために収入は必要なんだと思います。
50代は、まだ人生を小さくするには早い
2026年9月。
4,923品目の食品が値上げされました。
そして、この先も物価がどうなるかは分かりません。
僕たち50代にとって、これから先の10年、20年は決して短くありません。
だからこそ、
「どうやって節約するか」
だけではなく、
「これからどうやって収入を作るか」
「自分の経験をどう生かすか」
「残りの人生をどう楽しむか」
を考える時期に来ているのではないでしょうか。
僕自身も、まだ答えを探している途中です。
58歳になった今でも、失敗しながら試しています。
もうすぐ59歳。
正直、焦ることもあります(笑)。
それでも、
「もう歳だから」
と言って諦めるより、
「まだ何ができるだろう?」
と考えていたい。
節約して守ることも大切。
でも、それだけじゃない。
50代は、人生を小さくするにはまだ早い。
物価高のニュースを見ながら、最近そんなことを考えています。
これからの人生。
我慢することばかりを増やすのではなく、
自分で選べることを、一つでも増やしていきたいですね。