世界は変わる。58歳の私にできることは何だろう。
世界の変化と、58歳の私が感じる不安
遠い国のニュースが、遠い話ではなくなった!
最近、アメリカとロシアのエネルギーをめぐるニュースが気になりました。
ロシア産燃料に対するアメリカの制裁や、その扱いを見直す動きが報じられています。
世界のエネルギー供給を考えれば、こうした動きが燃料価格に影響する可能性はあります。
ただ、日本のガソリン代や電気代がすぐに安くなるという単純な話でもありません。
為替もあれば、国際情勢もある。
そもそも、私たち一般の生活者には、世界で何がどう決まっているのか、
なかなか分からないことも多いですよね。
以前の私なら、アメリカとロシアのニュースを見ても、「また世界でいろいろ起きているな」
くらいに思っていたかもしれません。
ところが58歳になった今は、少し受け止め方が違います。
遠い国で起きたことが、巡り巡って日本のガソリン代や食料品の価格、企業の経営、
そして私たちの仕事にまで影響する。
そう考えると、決して他人事ではありません。
世界はつながっている。
便利な時代になった一方で、どこかで起きた問題の影響も、以前より身近に感じるようになりました。
物価も仕事も、自分の思いどおりにはならない
スーパーへ買い物に行くと、以前より値段が上がったと感じる商品があります。
ガソリンを入れるときも、つい価格表示を確認してしまいます。
節約を意識していても、生活に必要なものまで買わないわけにはいきません。
それに、これからの50代・60代が気になるのは、日々の生活費だけではないと思うんです。
定年後の収入はどうなるのか。
今の会社で、あと何年働けるのか。
年金だけで暮らしていけるのか。
健康で働ける時間は、どのくらい残されているのか。
若い頃には、そこまで真剣に考えなかったことが、年齢を重ねるにつれて現実味を帯びてきます。
さらに、AIの進化によって仕事のやり方も変わろうとしています。
今まで当たり前だった仕事が変わったり、会社の方針が突然変わったりすることもあるでしょう。
物価も、技術も、会社の経営も、自分一人の力ではどうにもできない。
それが今の時代の難しさなのかもしれません。
50歳で会社を辞めた私も、思いどおりにはいかなかった
私自身、50歳で大手企業を退職しました。
会社を辞めて独立すれば、自分の力で仕事をつくり、自分らしく生きていける。
そんな思いもありました。
でも、現実は甘くありませんでした。
独立後、仕事は思うように進まず、収入がなくなり、貯金も底をつきました。
あの頃は、毎日の生活をどうするかで精いっぱいでした。
会社員だった頃には、毎月決まった日に給料が振り込まれることを、どこか当たり前に思っていたんです。
でも、その当たり前がなくなって初めて、安定した収入のありがたさを知りました。
自分で仕事を始めたからといって、すべてを自分でコントロールできるわけではありません。
お客様の事情もある。
景気の影響もある。
こちらがどれだけ頑張っても、結果につながらないこともある。
当時は、そんな現実をなかなか受け入れられませんでした。
「こんなはずじゃなかった」
何度そう思ったか分かりません。
その後、50代で就職活動も経験しました。
年齢を重ねてから仕事を探す難しさも、身をもって知りました。
今振り返ると、私が苦しかった理由の一つは、
自分の努力だけで何とかなると思いすぎていたことかもしれません。
もちろん、努力は必要です。
でも、努力しても変えられないことがある。
それを認めるのは、思っていた以上に難しいものでした。
不安をなくそうとしても、なくならない
最近は、スマートフォンを開けば世界中のニュースが目に入ってきます。
戦争、物価高、為替、株価、AI、企業の経営問題……。
情報を知ることは大切です。
でも、次から次へと流れてくるニュースを追いかけていると、
何となく落ち着かない気持ちになることがあります。
「これから日本はどうなるんだろう」
「自分の老後は大丈夫だろうか」
私もそんなことを考えます。
人生再起アドバイザーという仕事をしているからといって、
将来への不安がなくなったわけではありません。
58歳の今でも、不安になることはあります。
ただ、最近少し考え方が変わってきました。
世の中の不安を、全部なくそうとしなくてもいいのではないか。
そんなふうに思うようになったんです。
世界情勢を自分の力で変えることはできません。
物価を自由に下げることもできません。
年齢を若くすることもできません。
でも、だからといって、何もできないわけではない。
ここを混同しないことが、これからの人生では大事なのかもしれません。
変えられない時代に、できること
変えられないことと、変えられること
例えば、物価が上がることは、自分では止められません。
でも、家計を見直したり、今後の収入について考えたりすることはできます。
AIが進化することも止められません。
でも、少し触ってみたり、仕事にどう役立つのかを学んだりすることはできます。
会社の経営方針を自分一人で決めることはできません。
でも、これまでの経験を整理して、会社の外でも生かせることがないか考えることはできます。
もちろん、言葉で言うほど簡単ではありません。
50代には、家族もいれば、住宅ローンが残っている人もいるでしょう。
親の介護や、自分自身の健康の問題を抱えている人もいます。
「だったら会社を辞めて挑戦すればいい」
そんな無責任なことは、私には言えません。
私自身、会社を辞めたあとに苦労しましたから。
むしろ今は、今の生活を守りながら、できることを少しずつ増やしていくという考え方に共感します。
いきなり転職や起業を決めなくてもいい。
自分の経験を書き出してみる。
興味のある仕事について調べてみる。
今まで付き合いのなかった人と話してみる。
そんな小さなことでも、これからの選択肢を増やすきっかけになるかもしれません。
50代からは、正解を探しすぎなくてもいい
若い頃の私は、何か問題が起きると、どうすれば解決できるかを考えていました。
仕事でも人生でも、頑張れば答えが見つかると思っていたところがあります。
でも、58歳まで生きてくると、そう簡単に答えが出ないことも多いと感じます。
親の介護もそうです。
仕事と家庭の両立もそうです。
これからの収入や健康についても、誰かが正解を教えてくれるわけではありません。
人によって事情は違います。
同じ50代でも、会社員の人、自営業の人、転職を考えている人、定年が近い人、
それぞれ置かれた状況が違います。
だから、他人の成功例をそのまま自分に当てはめても、うまくいくとは限りません。
私も以前は、成功した人の話を聞いて「自分も同じようにやれば」と考えたことがありました。
でも、人生はそんなに単純ではありませんでした。
最近は、正解を急いで探すよりも、まず自分が今どんな状況にいるのかを
見つめることの方が大切だと感じています。
何が不安なのか。
何を守りたいのか。
これから何をしてみたいのか。
自分の気持ちを整理するだけでも、見えてくるものがあると思うんです。
世界は変わる。それでも、自分で選べることは残っている
アメリカとロシアのエネルギーをめぐるニュースを見ながら、そんなことを考えていました。
世界の大きな動きは、私たちの思いどおりにはなりません。
これからも予想していなかった出来事が起きるでしょう。
でも、ニュースを見るたびに不安になるだけでは、少しもったいない気もします。
58歳の私に、あと何年働ける時間があるのかは分かりません。
ただ、これまでの経験を生かせることは、まだあると思っています。
失敗した経験も、遠回りした時間も、今になって役立つことがあります。
これからの人生を、すべて自分の思いどおりにすることはできない。
でも、どう向き合うかは、自分で考えることができます。
変えられないことに悩み続けるより、今の自分にできることを考えてみる。
言うのは簡単ですが、私自身、まだまだ練習中です(笑)
世界はこれからも変わり続けます。
その中で、私も58歳なりに、自分の人生をもう一度組み立てていきたいと思っています。